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全国映画動員ランキングでアナと雪の女王2が首位奪還!カイジ新作は…?

アナと雪の女王2が興収2億600万円を記録

興行通信社より、1月18~19日時点の最新全国映画動員ランキングが発表された。

その結果、公開から9週目を迎えた『アナと雪の女王2』が再び首位に舞い戻った。アナと雪の女王2は、週末土日動員15万9000人、興収2億600万円をマーク。

累計では動員980万人、興収125億円を達成して、歴代興収ランキングでもトップ20に食い込む結果に…。一切他の追随を許さない。

さて、公開1週目は2位だった『カイジ ファイナルゲーム』は、週末土日動員15万4000人、興収2億2500万円の好調っぷりで、今週も2位を維持。

続く3位には、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が週末土日動員11万6000人、興収1億8000万円でランクイン。公開5週目だが、こちらも人気は衰えない。

さて、4位には岩井俊二監督の最新作『ラストレター』が初登場でランクイン。初週土日動員10万1000人、興収1億3600万円と好スタートを切った。

その他初登場作品では、Hey! Say! JUMPの山田涼介と芳根京子が共演した『記憶屋 あなたを忘れない』が6位にランクイン。

また、巨匠クリント・イーストウッド監督の最新作『リチャード・ジュエル』が8位、アニメ『メイドインアビス』の劇場版『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』が9位、アニメの劇場版『劇場版 ハイスクール・フリート』が10位と続いた。最強のふたり 吹き替え

さて、そんな1月18~19日時点の最新全国映画動員ランキングトップ10一覧は以下の通り!

第1位:『アナと雪の女王2』
第2位:『カイジ ファイナルゲーム』
第3位:『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
第4位:『ラストレター』
第5位:『パラサイト 半地下の家族』
第6位:『記憶屋 あなたを忘れない』
第7位:『フォードvsフェラーリ』
第8位:『リチャード・ジュエル』
第9位:『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』
第10位:『劇場版 ハイスクール・フリート』

2019年中国国内の日本映画の興行成績が公開 断トツ1位に輝いたのは…?

千と千尋の神隠しが圧倒的人気

2019年の「中国国内の日本映画の興行成績」が発表された。

中国では、2019年の間にジブリ「千と千尋の神隠し」をはじめ、「天気の子」、「映画ドラえもん のび太の月面探査記」などのアニメーション映画17本に、実写映画7本を加えた計24本の日本作品が公開された。

中国国内の日本映画の興行成績ランキングの一位に輝いたのは、中国で根強い人気を誇る「千と千尋の神隠し」となった。

また、興行収入4:88億元(約75:6億円)を記録し、2位の「天気の子」の2:88億元(約44:6億円)を大きく引き離している。

続く3位には、「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」が2:31億元(約35:8億円)でランクイン。4位には「ONE PIECE STAMPEDE」が2:04億元(約31:6億円)でランクインした。

その他トップ10には、ドラゴンボール作品など入っており、中国での日本アニメーションの人気の高さが窺える。

とくに、千と千尋の神隠しの中国版ポスターのビジュアルは日本のスタジオジブリファンの間でもかなりの評判だった。最強のふたり 吹き替え

さて、そんな中国国内の日本映画の興行成績ランキング2019のトップ10は以下の通り!

1:「千と千尋の神隠し」4:88億元(約75:6億円)
2:「天気の子」2:88億元(約44:6億円)
3:「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」2:31億元(約35:8億円)
4:「ONE PIECE STAMPEDE」2:04億元(約31:6億円)
5:「映画ドラえもん のび太の月面探査記」1:31億元(約20:3億円)
6:「劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」1:15億元(約17:8億円)
7:「祈りの幕が下りる時」0:67億元(約10:4億円)
8:「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~」0:39億元(約6:04億円)
9:「劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]II:lost butterfly」0:32億元(約4:96億円)
10:「ドラゴンボール超 ブロリー」0:31億元(約4:81億円)

2020年のハリウッドは女性監督が席巻か…?注目映画ランクで上位独占

女性監督作品が異例の注目ランク上位独占!

現地時間27日、アメリカオンラインチケット販売大手「ファンダンゴ(Fandango)」が、「2020年に公開される注目の映画ランキング」を公表した。

どうやら、来年は女性監督がハリウッドに旋風を巻き起こすことになるかもしれない…?

ランキングトップ10には、女性監督の作品が多く名を連ねたが、ハリウッドにおいて女性監督作品がこういったランキングで上位を占めることは稀だ。

過去、アカデミー賞(Academy Awards)の監督賞に候補入りした女性監督はたったの5名というデータもあるとおり、映画業界で女性がトップに君臨することは珍しい。

では、今回のファンダンゴの「2020年に公開される注目の映画ランキング」を見てみよう。

首位は、パティ・ジェンキンス(Patty Jenkins)監督の『ワンダーウーマン 1984(Wonder Woman 1984)』。

2年前に公開された『ワンダーウーマン』の続編で、主演はガル・ガドット(Gal Gadot)の続編だが、トップの期待値を獲得。

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2位はスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)主演のマーベル(Marvel)作品『ブラック・ウィドウ(Black Widow)』がランクイン。

3位もヒーローもので、クロエ・ジャオ(Chloe Zhao)監督の『The Eternals(原題)』が入った。

とりわけ11月公開予定のThe Eternalsは、サルマ・ハエック(Salma Hayek)、キット・ハリントン(Kit Harington)、アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)といったスターが共演することで、大きな話題となっている。

続いて4位にはディズニーの実写化であるニキ・カーロ(Niki Caro)監督の『ムーラン(Mulan)』がランクイン。

その他女性監督では、『スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)』のスピンオフで、キャシー・ヤン(Cathy Yan)が監督の『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒(Birds of Prey)』が7位に入った。

『カツベン!』が映画初日満足度ランキング首位!館内は大きな笑い声が

豪華キャスト出演のカツベン!が1位

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191216-00000002-ykf-ent

2019年12月13日、14日公開のぴあ映画初日満足度ランキングが公開された。

「ぴあ」の調査の結果、映画初日満足度ランキングは成田凌主演の人情劇『カツベン!』が93.4点で首位となっている。

カツベンは、『舞妓はレディ』や『Shall we ダンス?』など有名作品を手がけた周防監督が、映画がサイレントだった時代に活躍した弁士たちの人間模様を描いた痛快エンタテインメント・コメディだ。

主人公の一流活動弁士を夢見る青年は、成田凌が演じ、その他黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、竹中直人、渡辺えり、井上真央、小日向文世、竹野内豊ら豪華キャストがずらり。

映画館では、クスクスと笑う感じではなく、まるで漫才を見ているかのように声を出して大笑いするお客さんがいるほど。キャスト本人たちも、楽しそうに演じている様子だ。

さて、そんなカツベンの次にランクインしたのは、92.6点『つつんで、ひらいて』。3位には『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』で92.1点、4位には『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』で91.9点、5位には『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』で90.9点と続いた。

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さて、そんな2019年12月13日、14日公開のぴあ映画初日満足度ランキングのトップ10一覧は以下の通り!

1位『カツベン!』93.4点
2位『つつんで、ひらいて』92.6点
3位『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』92.1点
4位『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』91.9点
5位『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』90.9点
6位『家族を想うとき』90.5点
7位『ジュマンジ/ネクスト・レベル』90.0点
8位『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』86.6点
9位『ぼくらの7日間戦争』85.0点
10位『屍人荘の殺人』84.8点

なお、本ランキングは、12/13(金)、12/14(土)に公開された新作映画14本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査されたものです。

ちなみに、個人的にはカツベン、映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!、スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班の3作を鑑賞したが、8位のスピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班がイチオシ!

アバターの世界興行収入を塗り替えたアベンジャーズ【興行収入トップ10】

アベンジャーズが記録塗り替え話題となった世界興行収入ランク

全世界で大ヒットとなった米ハリウッドのアクション映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の全世界興行収入が、1位になった。

映画の興行成績を集積、分析するウェブサイト「Box Office Mojo」がレポートしている。

これまでは、「アバター」が2009年に記録した27億8970万ドルが最高額だったが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」はその額を上回り、9年ぶりに同記録を塗り替えた。

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以下、ボックスオフィス・ドット・コムのチーフアナリスト、ショーン・ロビンス氏のコメント。

「エンドゲームによって、マーベルのスーパーヒーロー映画が共有している世界マーベル・シネマティック・ユニバースは映画ファンに引き継がれる現代の神話の土台となった」

そんな「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、公開初週の世界興収は12億ドルと過去最高を記録し、わずか5日間で興収10億ドルを達成していた。

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ちなみに、全世界興行収入のトップ10は以下の通り!1997年のタイタニックや、2015年のスター・ウォーズ/フォースの覚醒などが上位にランクインしている。

1位 アベンジャーズ/エンドゲーム
(Avengers: Endgame)
27.978億ドル-公開年:2019

2位 アバター
(Avatar)
27.900億ドル-公開年:2009

3位 タイタニック
(Titanic)
21.875億ドル-公開年:1997

4位 スター・ウォーズ/フォースの覚醒
(Star Wars: Episode VII – The Force Awakens)
20.682億ドル-公開年:2015

5位 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
(Avengers: Infinity War)
20.484億ドル-公開年:2018

6位 ジュラシック・ワールド
(Jurassic World)
16.704億ドル-公開年:2015

7位 ライオン・キング
(The Lion King)
16.546億ドル-公開年:2019

8位 アベンジャーズ
(The Avengers)
15.188億ドル-公開年:2012

9位 ワイルド・スピード SKY MISSION
(Furious Seven)
15.150億ドル-公開年:2015

10位 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
(Avengers: Age of Ultron)
14.028億ドル-公開年:2015

冬に観たいおすすめの映画11選

冬といえば、幻想的な描写や心あたたまる人間ドラマなど、ステキな映画がたくさんありますよね。部屋を暖かくして、温かい飲み物も用意して準備はOK。寒くなってきた頃になると観たくなるおすすめ映画を11作品、取り上げてみました。

 

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

監督:ヘンリー・セリック

ジャック・スケリントン役:クリス・サランドン(歌:ダニー・エルフマン)

サリー役:キャサリン・オハラ

ハロウィン・タウンの住人たちが繰り広げる、ちょっとおかしな「クリスマス」の物語。怖がらせることが大好きな住人たちは初めて聞く「クリスマス」を理解せずに準備をしてしまい、とんでもないことになっていきます。1コマ1コマ作り上げられた繊細な描写が魅力的です。

 

ホーム・アローン

監督:クリス・コロンバス

マコーレー・カルキン、ジョー・ペシ

すっかり冬の定番となった作品。末っ子の8歳になるケビンが、クリスマスの夜にうっかり家族に置き去りにされてしまいます。留守番中に泥棒が侵入を試みたところ、頭のいいケビンによる手作りトラップが待っていて…。

 

クール・ランニング

監督:ジョン・タートルトーブ

レオン、ダグ・E・ダグ

実話を基につくられた作品です。常夏の国ジャマイカの仲間たちが、冬の競技であるボブスレーに参加するまでを描いたコミカルなストーリー。雪と無縁の国に住む主人公たちの真剣な姿がなんだかおかしくて、思わずクスッと笑ってしまいます。

 

シャイニング

監督:スタンリー・キューブリック

ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル

冬のホラーの定番といえば「シャイニング」ではないでしょうか。ジャック・ニコルソンの狂気に満ちた演技、次々と巻き起こる出来事に、心臓のバクバクと緊張感で息をするのも忘れてしまいます。

 

八月のクリスマス

監督:ホ・ジノ

ハン・ソッキュ、シム・ウナ

不治の病におかされた青年と少女の、はかないラブストーリー。青年の営む小さな写真館に訪れた女性との恋愛と、終わりゆく命というテーマを丁寧に描いた作品です。

 

シザーハンズ

監督:ティム・バートン

ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー

ジョニー・デップ演じる両手がハサミの穢れを知らない人造人間エドワードと、少女と家族、近所の人たちの、心あたたまる物語。人はよく、相手を見かけで判断してしまいます。それがいかに愚かなことかを、エドワードは自分の行いを通して静かに教えてくれます。

 

アナと雪の女王

監督:クリス・バック

クリスティン・ベル、イディナ・メンゼル

アニメーション映画からはこちらをピックアップ。大ヒットとなった挿入歌「Let it go」が、今年の冬もどこからともなく聞こえてきそうですね。エルサとアナ、姉妹の絆を描いたファンタジー映画です。

 

ハリー・ポッターと賢者の石

監督:クリス・コロンバス

ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン

冬のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに遊びに行くなら、ぜひ予習しておきたいハリー・ポッターシリーズ。まだ幼さの残るダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンがとにかくかわいくて、ハラハラドキドキのストーリーながら、ほっこり癒されます。

 

チャーリーとチョコレート工場

監督:ティム・バートン

ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア

不思議なチョコレート工場への招待状を手に入れた子どもたちと、言うことがちょっとズレている工場の主、ウォンカが繰り広げるミュージカル仕立てのファンタジー映画です。ウンパ・ルンパを一度観てしまうともう、頭から離れません。

 

ホリデイ

監督:ナンシー・マイヤーズ

キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット

恋にやぶれた女性2人が、お互いの家を交換するというちょっと変わった設定が新鮮なロマンティックストーリー。交換相手の周囲を取り巻く人々との交流で新しい自分と出会う、大人味の物語です。

 

ラブ・アクチュアリー

監督:リチャード・カーティス

ヒュー・グラント、エマ・トンプソン

それぞれの人生を生きているはずの人々の運命が、クリスマスが近づくにつれ、次第につながっていくロマンティックストーリー。コメディの要素も織り交ぜられているので、気軽に楽しむことができる映画です。

 

一人でほっこりと映画タイムを堪能するのはもちろん、カップルや家族でも一緒に楽しめる映画もセレクトしてみました。寒い季節だから観たい、笑いあり涙ありのストーリーを、暖かい場所でのんびりと鑑賞してください。

映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』レビュー

斬新なタイトルが印象的なこの映画は、ニートがブラック企業に就職してからの半年間をインターネット掲示板をとおして振り返る物語です。

≪現代風の描写≫

インターネットの掲示板に書き込まれた同タイトルのスレッドを立てた主人公の話です。主人公であるマ男が入社からの半年間を掲示板の書き込みに沿って振り返るかたちで物語が進行していきます。現代ならではの描き方ですが、とても大げさなテロップや描写によって、掲示板自体に詳しくなくても物語の内容は理解できるように工夫されています。

プログラマーという主人公の職業から「デスマ」などの専門用語が出てきますが、詳しくない人でも理解できるようなシーンのたとえもあり、意味が映像でイメージしやすかったです。

現代風の専門職という設定で進むストーリーながら、疑問を残したまま進んでしまうことがなく、世代が違っても観られる作品だと感じました。

 

≪強烈な個性のキャラクター≫

登場するキャラクターは、そんなヤツいないだろう!と突っ込みを入れたくなるような人物ばかりですが、誇張して表現されてはいるものの、実際にブラック企業にはいるんですよね、こういう強烈なキャラクターの人々が。独裁者のような人、相手でコロコロとカメレオンのように態度を変える人、常識の皮をかぶった非常識人…。

そんないないようで実際にはいる現実的なキャラクターたちにより、強く共感できるシーンも多いです。元ニートだったとはいえ就職してからは仕事に対してマジメな主人公に自分を重ねる人も多いのではないでしょうか。

残念なのは、このストーリーの中で唯一の救いである藤田さんが、現実にはいないことです。私の場合はこの映画を鑑賞しながら、藤田さんのような人がいたら自分も頑張れていたのかな、いや、やっぱりそこまで頑張る必要あったのかな、などと過去の自分との葛藤がありました。みなさんも観る人それぞれの立場から思うことがいろいろあるのではないでしょうか。

 

≪ブラック会社あるある≫

残業が当たり前なのは今ではどこの会社も同じかもしれませんが(と思っている私が麻痺している?)、とある雑誌を目にしたことで主人公は早くも入社初日に、自分はブラック会社に就職してしまったと気づきます。

そして主人公は、厄介な先輩や上司に立ち向かうように仕事をバリバリとこなし、2週間でリーダーに昇格します。これがブラック企業あるあるだと感じてしまったのですが、もちろんこの映画の場合、タイトなスケジュールをこなして納期に間に合わせたという、彼の成果を評価してのことだと思います。ですが、ブラック企業は割とすぐに昇格という階段をのぼることが出来るというイメージがあります。簡単にリーダーなどのまとめ役に昇格して自分の実力が認められたように感じるのですが、次に待っているのは理不尽な責任の押し付け合いだったりしませんか。

そんなリアルなブラック企業の現状もしっかりと描かれていて、思わずため息が出てしまいました。

 

≪危険を感じる結末≫

タイトルを見たとき思ったのは、この映画の結末はどんなだろうということでした。昔も今も、社会人の多くが抱えているブラック企業問題を描いた作品。一体どんなメッセージが込められているのだろう、という期待のなか鑑賞しました。私の感想は「ダメでしょ」でした。ブラック会社に就職し、理不尽な扱いを受けながらも立ち向かう主人公。その姿には共感を覚えました。けれど、最後の「これが生きてくってことなんだ」には正直ガッカリしてしまいました。ブラック会社の問題が何一つ解消されていないどころか、そこにただ勤め続けるという選択をした主人公。彼は変わりたいと感じていました。主人公が葛藤したのは過去にニートだった自分との決別でした。それはいいのですが、なぜニートの自分と決別して、ブラックな会社に勤めるという選択しかなかったのだろう?という疑問が残りました。

あとがない、という主人公はおそらくまだ20代。これが30代であったとしても、選択肢はまだまだあったのではないのか、と思わずにはいられません。

この映画は2009年の作品なので、今ならもっと違ったストーリーになっていたのかもしれません。当時はまだブラック企業という言葉が浸透して数年くらいしか経っていなかったのではないでしょうか。勤め先がブラック企業だったとしても、ニートよりはいい、という考え方だったのかもしれません。

社会人として生きる道は、ブラック企業に勤めることだけではないはずです。心身ともに疲弊し、本来の自分を見失う恐れのあるブラック企業というものを、社会そのものだと思ってしまうことの恐ろしさを感じた作品でした。

映画『最強のふたり』(吹き替え版)レビュー

2011年のフランス映画で、実話に基づいて描かれた作品です。頚椎を損傷し、頭以外が麻痺した富豪と、その介護をすることになった貧困層の青年との物語。富豪フィリップをフランソワ・クリュゼが、介護人ドリスをオマール・シーが演じています。

 

鑑賞のきっかけ

この作品が当時かなり話題になっていたことは知っていましたが、少し難しそうだな、という勝手な思い込みからなかなか観ようという気になりませんでした。テレビでの放映をきっかけに吹き替え版を鑑賞したら、コミカルに描かれた二人の友情に笑いが止まりませんでした。思い込みってもったいないですね。この映画を観られてよかったです。次は字幕版を観て、表現の違いを感じてみたいです。

 

ふたりの出会い

ドリスはフィリップと出会い、その姿を見て「厄介だな」とひとこと。障害者ということへの妙な遠慮や配慮という言葉は彼には無縁でした。なんだか、サインひとつもちょっとやりにくそうだね、というくらいの感覚で障害を捉えるドリスがとてもいい味を出しています。フィリップはそんな遠慮なしにくるドリスを気に入ります。フィリップにとって障害への気遣いなどは不要なものでした。ひとりの人間として接するという、当たり前のように思えることがなかなか出来ていなかったりするものだな、と考えさせられます。けれど終始、物語のタッチは軽やかで、バックミュージックにはクラシックが流れていたり高そうな絵画が飾られていたり、たとえ高級な家具のそろった部屋が登場していても、ドリスが片っ端からその緊張感を解いてくれるという感じでとても観やすかったです。たくさん笑ってしまいました。

 

人と人

慣れない介護に戸惑いながらも、ちょっと雑な世話をドリスなりに一生懸命こなしていきます。フィリップが口に棒を加えてページをめくりながらの読書中、携帯が鳴ると「はい」と手渡すドリス。自分がボタンを押して携帯を耳にあてるのだということに気が付かず、ごめんごめん、フィリップが読書用の棒をくわえたままで話せないことにも気づかず、ごめんごめん、といった調子です。そんなドリスの姿をフィリップはうれしく思っていました。障害者という見方をしていないからこその言動に、ときに迷惑がりながら一緒に笑い転げる関係がだんだんと築き上げられていたのです。そのあたたかみのあるエピソードにほっこりさせられます。

 

深まる絆

作中では短期間で彼らの関係が一旦終わりを迎えます。しかし、元となった実話では10年間にわたりパートナーとして生活をしていたそうなので、その友情と絆はとても深いものだったことが分かります。

ある日フィリップが薬の効かない発作を起こし、息をしたいとドリスに頼みます。真夜中にも関わらずドリスはフィリップに毛布をかけて外へと連れ出し、一緒にパリの風に当たりながら、街を歩きました。そのうちフィリップの発作もおさまり、落ち着きを取り戻したのでした。この「息をしたい」というワードが何シーンかに出てきます。字幕版でどういう表現をされているのか気になるところです。フィリップが想い人と初めて会うというときも、障害者であることを知られる恐怖からお酒をあおり、待ち合わせ時間直後になってドリスに電話をして「息をしたい」と懇願します。ドリスは詳しいことは聞かずに彼をその場から連れ出すのでした。

 

言葉のいらない関係

二人がドリスの家庭の事情から別れを決断してしばらくしたとき、フィリップは再び発作に襲われるようになります。気難しいフィリップに担当はコロコロと変わり、彼自身も不安定な状態になっていました。呼び戻されたドリスは変わり果てた彼の姿を見て、彼に「息」をさせるため、パトカーに追われながらも海が見渡せる場所へと連れて行きます。本当のフィリップの気持ちを察することができるのはドリスでした。海を目の前にしたフィリップは生きることを思い出したように、目に涙を浮かべました。

事情を説明しなくても、息苦しさから解き放つ方法が分かるフィリップとドリスの関係は、介護人と障害者という枠をとっくに越えていました。これこそが絆なんだなと感じさせられるシーンが「呼吸」というキーワードで表現されていて、こちらもそのたびに深く深呼吸したくなるような気持ちになります。

 

友情をも越えた深い絆を、終始重くなりすぎない軽やかなタッチで丁寧に描かれている作品でした。モデルとなったふたりの関係は今も続いていると締めくくられています。

 

映画『南極料理人』レビュー

冬の気配も近づいてきましたね。衣替えはもうお済みでしょうか。あたたかい格好をしてあたたかい飲み物を用意したら今夜は『南極料理人』を観てほっこりしませんか?過酷な環境である南極を舞台に繰り広げられる、軽快なコメディー要素たっぷりの物語です。

 

『南極料理人』とは

2009年に公開された邦画です。原作である「面白南極料理人」は海上保安官出身である西村淳さんのエッセイ。映画は複数の賞も受賞しています。

監督・脚本は沖田修一。その他作品は映画「横道世之介」など。

主演は堺雅人。NHKの大河ドラマ「新撰組!」で山南敬助、「篤姫」では徳川家定役を演じています。また「リーガルハイ」「半沢直樹」などの主演で個性的なキャラクターを演じたことでも有名な俳優です。

 

キャストが個性豊か

終始ひょうひょうとした堺雅人の演技が、あまりに過酷さを感じさせないため思わずここ「南極」なんだよね?という気持ちになります。それだけでなんだかおかしな世界に引き込まれている感覚なのです。さらに、料理人を任された堺雅人演じる西村とともに過酷な環境下で働く南極越冬隊員たちを演じるのは、生瀬勝久、きたろう、古館寛治…とこれまた個性豊かでユニークなキャスト。私はこのキャストを目にしただけで「あ、これはおもしろいな」と思わずうなずいてしまいました。

 

食事って大事、調理法も大事

ひたすら真っ白な景色の中で淡々とこなされていく仕事。一歩外に出れば命の危険にさらされる氷点下54℃以下の過酷な世界。電話もとても高いのでたまにしかかけられません。室内での楽しみは限られ、狭い空間の中でゲームをしたり本を読んだり。そんな日々の中で彼らの何よりの楽しみといえば食事です。限られた条件の中で料理人西村はさまざまな工夫をして彼らの胃袋を満たします。そのアイディアや工夫は実際料理に取り入れたくなるものもあったりと、観ていてためになるシーンも盛り込まれていて興味深かったです。

南極で食べる料理のイメージといえば、私は宇宙食のようなものを思い浮かべていました。火などほとんど使わずに食べられる、シンプルで簡単な食事の毎日なのかなと。ところが意外なことにそれはそれは豪華でビックリ。観ているあいだにきっと何度かおなかが鳴ると思います。私は鳴りました。

そして調理法って大事なんだなぁ、と感じるシーンも。いくら豪華とはいえ、なし、な料理もあるんです。ふつうの生活の中で食べられるって言われたらかなりテンションあがるはずです。でもやっぱり、なし、なんでしょうね、きっと。これ以上言うとネタバレになるので言えませんが、つまりは調理法って大事なんだなぁということです。

そして毎日何気なく食べている食事って、大事なんだなぁと感じさせられます。人がどうしてもどうしても無性に食べたくなるものって…シンプルだったりするんですよね。いくら豪華な食材が並んでいても、本当の欲求が満たされない隊員たちは耐え切れずひっそり暴走を始めます。この映画を観終わったあとの夜食はこれで決まりですね。きっといつもに増してめちゃくちゃおいしく感じると思います。

 

世界観がなんともいえない

作中に出てくる色とりどりの料理は、観ているだけでも楽しくなります。南極ってかなり豪華なもの食べられるんだなという意外さと料理人の技のすごさに魅了される2時間です。

厳しい環境下で隊員たちのストレスも溜まっていくなか、メンタルのケアもしながらさまざまな工夫をこらす西村の役割はとても大きなものです。むしろ堺雅人がひょうひょうと演じてくれなければ観ている側が疲れてしまうかもしれない内容ともいえます。ドラマ、リーガルハイとはまた違った堺雅人らしいこのキャラクターが妙にしっくりきているから面白みが増しているんでしょうか。このキャストだと撮影中、どれくらいアドリブがあったんだろうなぁと想像しながら観ているとまた楽しめました。かなり自由そうな人たちばかりなので、南極という過酷な環境設定とゆるーい個性派キャストのゆるーいやりとりというギャップがなんともいえない空気感を醸し出しています。

 

すごく寒そうなシーンはたくさん出てくるのですが、ストーリーとしては最後まで力まずに観られます。寒い日の週末に思いきりあたたかくして、のんびりと過ごす時間にぴったりな作品ではないでしょうか。家族で観るのもよし、カップルで観るのもよし、ひとりでのびのびと観るのもいいですね。

 

おすすめミュージカル映画6選

日が暮れるのもだんだんと早くなってきましたね。秋の夜長をどうお過ごしでしょうか?秋といえば芸術の秋。過ごしやすくなった部屋でのんびりとくつろぎながら、ミュージカル映画を楽しんでみてはいかがですか。ライトからディープなものまで、おすすめの6作品をご紹介します。

 

 

マンマ・ミーア!

2018年8月には今作でおなじみのキャストを迎えて「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」が公開されました。ギリシャの小島が舞台となっており、白い建物と鮮やかな海のコントラストが美しく、その世界観に魅了されます。ABBAの名曲とともに繰り広げられるストーリーで、観終えたあとはきっとABBAを口ずさんでいるでしょう。コメディ要素も織り込まれたハートウォーミングなミュージカル映画に仕上げられています。

 

ロッキー・ホラー・ショー

ハロウィンのこの時期に観たくなるのがこちらの「ロッキー・ホラー・ショー」です。ラブラブのカップルが迷い込んだお城は何とも奇妙な人たちが集うパーティの真っ最中で…。ひと目見たら忘れられないフランクン・フルター博士のインパクトに圧倒されること間違いなし。1976年の作品ながら、今観てもハマる人はどっぷりハマる、ひとクセもふたクセもある奇妙なホラーコメディ映画です。

 

美女と野獣

ディズニーアニメ「美女と野獣」が実写化し、大ブームとなったのが記憶に新しいのではないでしょうか。美しいベルと、呪いによって野獣の姿に変えられてしまった王子との真実の愛を描いた物語。ポットや燭台が動き回り話しだしたりとファンタジー要素も満載で、ミュージカル映画に慣れていない人も鑑賞しやすい作品でしょう。主人公を演じる「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみのエマ・ワトソンは、ベルの聡明なキャラクターにぴったりです。

 

シカゴ

刑務所というシリアスな舞台で繰り広げられるストーリーながら、観ていて爽快な気分にもなる映画。女という生き物のどこまでも貪欲でしたたかな姿がだんだんと格好よく見えてくるから不思議です。最低なキャラクターなのにキャサリン・ゼタ=ジョーンズがとにかくかっこいい!出てくる女性はみなセクシーな衣装で歌い踊るのですが、クールな色気に引き込まれます。スカッとしたい気分のときにおススメです。

 

ヘアスプレー

主人公トレイシーは太った女の子。けれどそんなことを気にしない天真爛漫な性格で、ダンスと歌が大好き。黒人差別というテーマながら、軽快なダンスと歌で進行していく爽やかなストーリーに仕上がっています。あたたかで優しい家族の存在も印象的。ジョン・トラボルタ演じるちょっと過保護なママもステキです。観終わったあとは思わず踊りだしたくなるような、ハッピーな気持ちになれるミュージカル映画です。

 

ラ・ラ・ランド

アーティストと女優という、夢にやぶれた二人の男女が出会い、恋に落ちてゆくラブストーリー。人生というそれぞれが持つ波長が合ったとき、人や運命は出会うことができますが、ズレれば永遠に手に入らないものとなってしまいます。そんなはかなさの中で生きながら、人は小さな幸せをひとつずつ拾い集めてゆくのでしょう。ファンタジーを盛り込みながらも、物語はしっとりと進行してゆきます。挫折を知る大人だからこそ観てほしい、心のすみまで染み渡る映画です。

 

 

ミュージカル映画は好みがはっきりと分かれるジャンルのひとつですよね。落ち込んでいたかと思えば突然歌い出し、スクリーンを所せましと舞い踊る、そんな不自然さに苦手意識を持つ人もいらっしゃると思います。今回は、そんな抵抗感を抱いている人でも観やすく、おもしろかった!と評価されている作品をピックアップしてみました。

ふだん鑑賞する映画は専門ジャンルが決まっているという人も、この機会にミュージカル映画の魅力にふれてみてはいかがでしょうか。歌や踊りを通して伝えられるメッセージや雰囲気、ストーリーの中で刻まれるリズムの小気味よさ、誘われる世界観に身をゆだねてみると、新しい感覚が待っていることでしょう。

ハロウィンのシーズンになると観たくなる「ロッキー・ホラー・ショー」やハッピーになれる「ヘアスプレー」など、ひとくちにミュージカル映画といってもさまざまなテイストのものがあります。泣きたかったり笑いたかったり、気分転換をしたかったり。その日の気分に合った作品がたくさんありますので、今の自分にぴったりなものをセレクトしてミュージカル映画ならではの世界を堪能してみてくださいね。